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神戸市 設計 建築家
良い建物を計画するのに軒先までデザインを考えます。
防火・準防火・法22条区域という地域が指定されており、計画された方は聞いた事がある言葉ではないでしょうか。 その中で用途・階数等で建物の防火性能を上げていかなくてはいけない事もあります。
兵庫県内は防火・準防火を指定されている範囲は少ないのですが、他府県にいくと粗全ての地域で規制されているという事もあります。 良い考えなのですが、市民に負担をかける事が予想され、一戸建ての住宅は市町村からの補助金が出る地域もあるみたいですね。
法22条区域の木造建築物は延焼ライン(1階:境界から3m、2階:境界から5mの範囲)に入る外壁・屋根に必要とされる防火性能を要求されております。(用途によっては軒裏も)
一戸建ての住宅では屋根と外壁に防火性能を要求されているのですが、軒裏は要求されておりません。 いらないからと言って防火性能を下げるのではなく、軒裏からは火が入り安いので下地をしっかりと考え仕上げをデザインしていきます。 タルキ・梁を現しで見せるのもカッコイイのですが・・・
樋も忘れてはいけません。 良いデザインの物もありますし、制作するのも良いと思います。 周囲のデザインも込みで樋無しの選択肢もあります。 四国の方ではよく制作されているみたいですね。
画像は軒裏で使用する木材のサンプルです。 見方・考え方にもよりますが、良くないですか?
建物の上を眺めると木材が見え、その向こう側は空の色です。